てんぷら山の上のこだわり

六、てんぷら   ~其の二 春~

稚鮎(滋賀・琵琶湖)3~8月

日本の淡水魚の代表的な魚です。西瓜のような香りがあることから香魚ともいわれており内蔵の苦みが特徴的です。
山の上では活けのみを使用しております。
稚鮎

白魚(島根・宍道湖)12月~5月

白魚
「春を告げる魚」といわれ、冬から春にかけてが旬の魚。春先の卵をいっぱい持った時期がおいしくお召し上がりいただけます。大葉で巻き、てんぷらにします。

銀宝(石川・能登半島)4月~5月

江戸前の銀宝は、桜が咲いてから散るまでの1週間しか出回らない貴重な魚でした。現在は、能登や三河から活けのまま直送されるので時期は長くなりました。
銀宝
ゼラチン質が強く、ねっとりとした食感と風味が特徴的です。

蛤(茨城)3月~6月

殻が厚く、身が大きいのが特徴の鹿島灘産。相性の良い海苔で巻き旨味を逃がさないように揚げます。
数ある貝類の天だねのなかでも極上のものです。
蛤

ホワイトアスパラ(長野・坂城、九州~北海道)1月~5月

通常のアスパラガスに土を盛って直接日光を浴びないように栽培するため白い色をしています。
初春はトンネル栽培の物を使用。ほのかな甘みと苦みが特徴です。
小柱

空豆(鹿児島・指宿)2月~5月

空豆
空豆前線といわれるように、九州~北海道まで2~6月にかけて北上します。独特の香りが特徴で天豆天バラがお薦めです。

蕗の薹、こごみ、タラの芽(秋田【茨城・こごみ】)2月~5月

春の訪れを感じさせてくれる山菜。蕗の薹は、初物を食べると冬の間、身体に溜まった毒素をきれいにしてくれ一年間病気をしないといわれています。春の香りと独特の苦みが特徴です。こごみは、シダ科の山菜で北関東から東北に自生します。先が丸まっていて粘り気がありてんぷらの他にもお浸しや胡麻和えなど多用に使われる万能山菜。


タラの芽は味・風味・食感などすべてバランスが良く言わずと知れた山菜の王様。

蕗の薹、こごみ、タラの芽(

筍(鹿児島・蒲生)3月~5月

筍

極上の蒲生産を使用しています。大きなものはあまりてんぷらには向かず、250gほどの小さな筍を使用しています。筋っぽくなく甘味の強めのもので、相性の良い木の芽をはさんでてんぷらにします。

仕入れの都合上、産地を変更させていただく場合がございます。